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グリーンブック あらすじ&感想(ネタバレなし) 黒人差別の現実とその壁を超えた友情の物語

こんにちは、常夏(@tcoffee8)です!

 

今回紹介するのは、2019年アカデミー賞で作品賞、脚本賞助演男優賞を獲得した話題の作品

グリーンブックです!

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この鮮やかな空と車の色のポスターで、アカデミー賞受賞が決まる前から気になっていた人も多いのではないでしょうか?

 

 

作品情報

公開年:2019年

監督:ピーター・ファレリー

脚本:ニック・ヴァレロンガ、ピーター・ファレリー、ブライアン・クリー

出演:ヴィゴ・モーテンセンマハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニ

 

ピーター・ファレリー監督と言えば、”ムービー43”で豪華キャストを無駄使いしたコメディ映画のイメージがあったので、本作を観終わって改めて監督の名前を調べたときにびっくりしてしまいました(笑)

 

そして作品情報として欠かせないのが2019年アカデミー賞の作品賞、脚本賞助演男優賞(マハーシャラ・アリ)の受賞ですね!本当におめでとうございます!!

 

予告動画

www.youtube.com

 

あらすじ

1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒として働くトニー・リップは、粗野で無教養だが口が達者で、何かと周囲から頼りにされていた。クラブが改装のため閉鎖になり、しばらくの間、無職になってしまったトニーは、南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリーに運転手として雇われる。黒人差別が色濃い南部へ、あえてツアーにでかけようとするドクター・シャーリーと、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、その旅に同行することになったトニー。出自も性格も全く異なる2人は、当初は衝突を繰り返すものの、次第に友情を築いていく。

グリーンブック : 作品情報 - 映画.com

 

感想

本作品、立場の違う二人が二か月の旅を共に過ごす中で、次第にお互いの気持ちを理解し合い最高のパートナーへと変わっていく実話を元にしたロードムービーです。

 

そこにはもちろん、いくつもの壁が立ちはだかるのですが、本作でテーマとなるアメリカの黒人差別の現実に何度も胸が苦しくなります。

本作のタイトルでもある”グリーンブック”

これは黒人がアメリカ南部を旅する時に、黒人を歓迎してくれる宿を載せたガイドブックです。

そもそもそんなものが存在するということにも驚きですが、同じ人でありながら、ほとんどの人が”当たり前のように”差別を行う社会に、本当にこんな世界が存在するのかと信じがたい気持ちで作品を観ていました。

 

黒人差別を扱った映画はたくさんあると思いますが、実話を元にしているという先入観もあってか、今まで観たどんな映画よりもリアルに感じ、胸に刺さります。

 

本作の暗い部分をまずは紹介しましたが、もう一つの見どころとして、トニーとシャー理の凸凹コンビっぷりもぜひ楽しんで欲しいです!

気性が荒くガサツなトニーと、品があり寡黙なシャーリー。正反対な性格をした二人が旅の中で打ち解けていき、旅の後半での漫才のような掛け合いには必ず笑ってしまうでしょう

特にシャーリーがケンタッキーに初挑戦(!)するシーンはオススメです(笑) そして、鑑賞後にはケンタッキーを食べたくなるはずなので、そこまで考えて当日の予定を立てることを推奨します(笑)

 

そんな二人が黒人差別が色濃く残るアメリカ南部を旅をするのですが、もともと気性が荒いトニーがあるきっかけで警察官に暴力をふるってしまいます。

その時にシャーリーが言う、”暴力は敗北だ 品位を保つことが勝利をもたらすのだ”という台詞に彼の普段の振る舞いの背景にあるものや、これまでに乗り越えてきた苦難が現れており、彼の、この時代を生きていた黒人の人々のつらさが伝わってきました。

 

 

さて、私が鑑賞した回は休日の昼間なのにそこまで席が埋まっておらず、まだまだ知名度が足りないのかな?と感じたので、ぜひ皆さん劇場でご覧頂き、本当に素晴らしい映画ですので、口コミで広がっていくことを願っています。

シャーリーの全身全霊のピアノの演奏シーンでも、映画館で観てこそ伝わってくるものがあると思います。

 

まさに涙あり、笑いありの最高の作品です。