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Fukushima 50‐フクシマフィフティ- あらすじと感想(ネタバレなし)

今回は試写会にて鑑賞させて頂いた、Fukushima 50をご紹介します。

 

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作品情報

公開:2020年3月6日

監督:若松節郎

出演:佐藤浩市、渡辺謙、吉岡秀隆、安田成美、吉岡里帆

 

予告動画

www.youtube.com

 

あらすじ

2011年3月11日に発生した東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故で、未曾有の事態を防ごうと現場に留まり奮闘し続けた人々の知られざる姿を描いたヒューマンドラマ。2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0、最大震度7という日本の観測史上最大となる地震が起こり、太平洋沿岸に押し寄せた巨大津波に飲み込まれた福島第一原発は全電源を喪失する。このままでは原子炉の冷却装置が動かず、炉心溶融(メルトダウン)によって想像を絶する被害がもたらされることは明らかで、それを防ごうと、伊崎利夫をはじめとする現場作業員や所長の吉田昌郎らは奔走するが……。

Fukushima 50 : 作品情報 - 映画.com

 

見どころ&感想

 作品は2011年3月11日、東日本大震災が発生した瞬間から始まります。

かつてない大きさの地震が発生し、一時的に停電になるも、非常電源が動き出し安全確認が取れた原子力発電所内。地震大国に建てられた原子力発電所として地震への備えは万全、津波警報が発令後も海抜10mの高さに建てられた原発を心配する人は誰も居ませんでした。

しかし、5m強を想定して設計された原子力発電所に打ち寄せた津波は15mにも及び、津波によって非常電源を失い完全に停電した原発と、そこに残った作業員たちの3日間の戦いが始まります。

 

 

震災当時私は遠く離れた地域に住んでおり、3月11日という日付こそ覚えていたものの、この作品を観るまで津波によって電力を失った原発にその後何が起きたのか全く覚えていませんでした。

 

安全と言われ続けてきた原発を”想定外”の津波が襲い、原発神話が崩れたことは記憶にあっても、当時何が起きて、現場でどんな戦いが続けられていたかは覚えていないのです。

しかし恐らく、自分の生まれ育った故郷を守るため、家族のために放射能を目の前にしても逃げずに戦った人たちがいたことをもう二度と忘れないと思います。

 

同じようにテレビの前であの悲惨な映像を目にしたであろう、今の世代を生きる人たちに、本作を観てもう一度思い出して欲しいです。

 

 東日本大震災のあと、様々な人が”脱原発”を掲げ活動やデモを行っていましたが、この作品は観た人に、”脱原発”を掲げて欲しいという願いは無いように感じました。むしろ逆のような気さえします。正しく、より安全に使おうと。

電力自由化など、微力ながら確実に私たち個人にも選択する余地が生まれています。そんなときに、この映画を、この出来事を思い出して、深く考え直すきっかけになればと思うます。